【並木良和さん】光と闇の対立構造を超え、完全なる意識への扉を開く

並木良和さん

私たちは2極の罠に陥りやすい存在です。なぜなら人間は物心がついてから2極の世界で生きているからです。2極がないとあらゆる概念が成立しないので、そうしてしまったんですね。分けることによって、世界を発展させようとしてきた、便利にさせようとしてきたわけです。人間は、2極の世界によってさまざまなことを知りました。とても良いことですね。ですが、統合したあり方から離れてしまって、本来の完全なる意識を忘れてしまったわけです。この地球というのは、分離した意識で学習ができるので、とても面白い惑星のようなんですけど、私たちは実際この世界にどっぷりつかると苦しい世界になっている人も多くいると思いますし、私もそうでした。正直、なんで生きているの?と悩んだ人も多かったと思います。そして統合というのは、この分離した概念構造を見破って反転していく世界です。というより統合を続けていくうちに、恩恵のようにある日突然、反転し覚醒する世界ですね。また一度わかるともとに戻れない、もとに戻ることができない道です。

ですから並木さんは本当に覚悟していますかという形で問いかけていることはよくありますね。覚悟というのは、私の視点で申し上げると2点あります。一度わかると元に戻れない覚悟、2極の構造を超えていったときに、もう全く世界が違って見えるので、まったく話がかみ合わなくなり、今までの分離で見ていた世界の方とは全く違って世界が見えてしまっていることです。おそらく分離の中で苦しんでいる人を見てしまうと、慈悲や愛情があふれていると思いますので、何とかしてあげたいという気持ちと、一筋縄ではいかない世界が同時にあふれてくると思います。それでもやり続けたのがマスターたちですね。

話を戻します。

光と闇、良いと悪い、正義と悪というのは、まさに2極化を象徴していますね。そういった意味では、この対立構造を超えていくというのはとてもなくエキサイティングですね。光と闇をこえるというのは、おそらく意味がわからないと思います。光と闇を大局でとらえると、並木さんのいうように単純な2極構造ではなく、本質の光というのがそこにあることがわかります。これは全てを一つにするので、2極ではなくなるんですね。これは統合によってわかる世界ですね。光と闇という二極化は、実はどちらが光と闇かという問題を生み出していますね。そして結論でいうと、立場の違いで光と闇というの分かれていますので、闇と言っているAにとっては、A側は光ですし、闇と言っているBにとっては、B側は光なわけです。

この対立構造が争いを生むのは誰もがわかってることなんですね。この分離構造は、実は様々な時代で平和な社会を壊してきた存在でもあるわけです。レムリアや縄文など対立構造がない文化構造には、怒りや暴力的な周波数がなかったので、一気にそういった周波数を持っている文明に破壊されてきてしまいましたね。統合したあり方の一番の最終課題は、分離した人間がいる状況では、また破壊と戦いの歴史を繰り替える可能性があるということでしょうかね。こういったサイクルを何度も迎えて今があるわけですからね。ですからこの垣根を越えていくのは難しいと想像できると思います。また周波数は対人だけを表しているのではなく万物すべての影響を意味していますから、周波数によって自然に与える因果というものもあるわけですね。

どちらにせよ私たちはもう一度統合の世界に入っていくことが求めれています。そしてこの2極の構造から完全なる意識を思い出し、再び統合の世界に立ち返って、世界をクリエイトしていくことが非常に求められていると感じています。

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