今回は、大変希少になっているナポレオン・ヒル博士の「悪魔を出し抜け」という本を紹介したいと思っております。こちらは、現在大変入手が困難で、入手をしようとすると、定価の10倍以上の2万円~3万円の金額を支払って購入する本になっています。このナポレオン・ヒル博士というのは、私も20代の時に参考にさせていただいた書籍であり、「思考は現実化する」という自己啓発の大家でして、これは成功者達からの成功法則を見出した内容で、その中でも有名な貧民から成功された鉄鋼王アンドリュー・カーネギーとの出会いが契機となり、たくさんの成功者と失敗者のインタビューをされた内容がまとめられているんですね。
ただこの王道の流れとは違い、今回の「悪魔を出し抜け」という本の出版は、親族によって出版を敬遠されて、約70年出版をされなかった本となります。すごく意味深な内容です。なぜそうなったのか、この本の内容を紹介しながら、この本が言っている内容の精神探求としての本質に迫っていき、私なりにスピリチュアルに考察をまとめてみたいと思います。
1.「悪魔を出し抜け」の不思議
「悪魔を出し抜け」という本は、1938年にナポレオン・ヒルが書いた原稿です。この本は、72年間、親族の意向により隠されてきた本です。これは、結果的に言うと、世間の反応が怖かったとして、出版をしなかった本なんですね。特にヒルの妻アニー・ルー(1984年没)が出版に反対したといわれています。怖かったというのは、特に既成宗教から攻撃されることを恐れたとされています。この書籍は、実はすごく意味深でして、実はあの大ベストセラーである「思考は現実化する」が出版された1年後に作成されたものなんです。ヒル博士は、「もう一人の自分」というものを見つけながら、悪魔と対峙し、出し抜いて見事に「思考は現実化する」を出版するに至ったのですけど、その過程には想像を絶するような成功とは程遠い不遇に何度も立たされながらであったということが記載されています。ここで大事なのは「もう一人の自分」は祈りや感謝についての動きや、自らが全く考えも及ばない知性と直感の導きに、彼は従ったことで人を成功に導く霊的な力である宇宙とつながることが大切だと説いています。こんないきさつの中で出版に至った本なんです。
2以降については、動画をご視聴いただき、参考にしてください。
引用参考文献:『悪魔を出し抜け』ナポレオン・ヒル著 田中 孝顕訳 きこ書房
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