こんにちは、皆さん。天導です。
今回は、『祈りの法則』について、てんげしろうさんこと土井利忠さんが解説・考察した内容をご紹介します。土井利忠さんは、ソニーの「AIBO」の開発を主導した工学者で、そのペンネームがてんげしろうさんです。今回の『祈りの法則』がなぜ彼によるものなのか、気になるところですね。私はてんげしろうさんのマネジメント系の書籍を読んだことがあります。実は、彼のマネジメント論にはスピリチュアルとの親和性が高く、興味深いポイントが多いです。また、彼は並木良和さんと一緒に本を書いており、『祈りの法則』にも並木良和さんとのエピソードが含まれています。
てんげしろうさんの書籍を読むと、すべてが一つの視点に結びついていることに気づく方もいるかもしれません。それは単なる分離された発想ではなく、例えばビジネスとスピリチュアルは別物だと思う発想とは異なります。私もかつては異なる分野は別物だと考えていましたが、分野が違うからといって別物とみなすことはないのです。この視点を踏まえながら、「祈りの力」について5つのテーマに分けて進めていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
1. 祈りの力とその危険性
一般的には知られていないかもしれませんが、「祈り」は非常に強力な力を秘めています。しかし、その力を無闇に使うことは危険を伴います。多くの人は「初級の祈り」しかできないため、祈りの力が弱く、危険性は低いと言えます。しかし、宗教的な修行や瞑想を通じて祈りの力は強まります。注意が必要であることが記載されています。
➡例えば少しでも相手が近くにいてほしくないと思ったら、ある時突然その人がいなくなってしまうような人はいると思います。私もそうゆう経験があったのであえて語っています。今はそんなことはないんですけどね。祈りの力は強くなります。引き寄せの力も強くなります。ですから祈りや念仏、瞑想というのは宇宙の力を発動させるトリガーになっているように私は感じています。また自身の霊性を高めると同時に、正しく活用しないと、不安定な状態や禅病と呼ばれているような状態になる危険を秘めていると私も感じています。
2. 初級の祈りとは?
「神様が願いを叶えてくれる」という期待はエゴに満ちたものであり、現実的な効果は限定的です。一方で、「感謝の祈り」は非常に強力であり、エゴを超えた深い内面の変容を促進しますと記載されています。
➡エゴの力で現世利益を求めていくというのは初級の祈りですといっていますね。スピリチュアルに目覚めている人は、現世利益からはだんだん遠ざかっていくと思いますが、エゴを満たしていくような祈り方は、より分離や分別の世界、霊性の世界から遠ざかってしまうエネルギーを宇宙に放つことになりますね。ですから感謝に向かっていくのが、スピリチュアル実践者の道ですね。
3. 内側を見つめることの重要性
神に祈るのではなく、外側を変えようとするのではなく、自身の内側を見つめることが大切です。自分の内側が整うことで「不本意な現実」が変わります。集中すべきは内側であり、外側を直接的にコントロールするのではなく、内側を整える祈りを実践することが大切ですと記載されています。
➡自身の内側がミクロコスモスであるといわれているのは、こういった理由かと思います。常に自身の内側です。外側を変えようとすることではなく、内側です。内側というのは、自身の取り扱える範囲になっています。つまり、魂の進化は、自身のあり方を換えていくことにあるので、集中するのは内側なんですね。正確に言うと内側であり、外側にある神ではなく内なる神がおりますので、対象を外に向けていくのはあまり望ましくありませんね。
4. すべての兄弟姉妹に感謝する
アメリカ・インディアンの祈りでは、動物、植物、鉱物などすべての存在に感謝を捧げることが始まりです。この「感謝の祈り」は非常に強力であり、一般的な「エゴの追求」の祈りとは異なりますと記載されています。
➡すべての存在に感謝することで、自分が他者と繋がり、全体の一部であることを認識できます。これはエゴを超越し、共感と調和の境地へと導く祈りのスタイルです。感謝の気持ちはポジティブなエネルギーを生み出し、周囲にも良い影響を与えます。
5. 真の祈りの力を理解するために
祈りの力が強くなると、心の状態と外界の出来事がシンクロすることがありますと記載されています。
➡ミクロコスモスはマクロコスモスにつながります。そもそも天地自然の世界は1つです。宇宙は大いなる一つなる意識でつながっています。ですから、内側を変えよと言っているわけですね。何かを求めたり結果を求めたりした祈りではなく、エゴを滅していく過程で自然に表れる感謝によって、祈りの力で世界を変えていけると良いですね。著書には書いてありませんが、ポイントはエゴ剥き出しの感謝の祈りでは、全く効果はありません。エゴが影をひそめる過程で出てくる自然な感謝の気持ちを祈りに変えていくんです。これが祈りの力というものの本当の姿だと感じました。
まとめ
「祈りの真髄」は、エゴの追求ではなく、内側を整え、自然な感謝の気持ちを表現することにあります。宇宙の法則に従い、内的宇宙を整えることで外的宇宙も整ってくるのです。感謝に満ちた心で世界を見つめ、真の祈りの力を発揮しましょう。
■引用参考文献:『祈りの法則ーインディアンの長老から授かった「宇宙の流れ」をコントロールしない祈り方』天外伺朗著 ナチュラルスピリット
YouTubeで詳しく紹介しておりますので
ぜひご視聴ください。
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