『存在することのシンプルな感覚』ケン・ウィルバー著|気づきの先にある真理の世界|解説と感想

本の紹介

こんにちは、天導さんのブログへようこそ。今回は、ケン・ウィルバーさんの『存在することのシンプルな感覚』についての感想と考察をまとめてみました。この本は、スピリチュアルや瞑想の観点から重要なメッセージが含まれている絶版の書籍で、私自身も多岐にわたるトピックに触れ、深い啓示を得ることができました。

はじめに

まず、著者であるケン・ウィルバーさんについて触れておきます。彼は非二元(ノン・デュアリティ)とティール組織の概念に貢献した人物であり、トランスパーソナル心理学、心理学、思想、哲学といった多岐にわたる分野で知られる方です。『存在することのシンプルな感覚』は現在絶版となっており、希少性が高まっています。

本の内容を紐解く

感想と考察は6つのセクションに分かれていますので、順番に掘り下げていきましょう。

1つ目: リラックスした果てにある気づいているあなた

リラックスは内面に入るスタートであり、文章を通じてリラックスすることで、日常で見逃していた感覚や気づきが高まることに触れています。リラックスした状態でなければ、広大な目撃者の力は発現しないと強調され、これは心を平静な状態にすることの重要性を示唆しています。

2つ目: 私の中にある目撃者(Witness)とは何者か

目撃者とはすべてを見る純粋な見者であり、その意識の広がりが見る力を生むと語られています。心が平静な状態では、微細な思考や感情に気づくことができ、これが手放す力をもたらすことが述べられています。

3つ目: 目撃者(Witness)の消滅について

目撃者が消え、一つになる状態に至ると、非二元への移行が起きます。目撃者が空に溶け込むことで、言葉で表現できない領域へのいざないがあり、これが書籍の核心部分であると感じられます。

4つ目: 目撃者(Witness)のいなくなった時のあなたという存在

目撃者に安らぐと、主体と客体の不在、あるいは「空性」が経験され、その解放や自由が強調されています。この純粋な意識の源泉として安らぐことが奨励されています。

5つ目: 光の存在について

無量の光の前にひざまずき、愛に包まれる様子が描かれています。これは直接的な体験であり、無限の愛に満たされる感覚が伝えられています。

結びの言葉

この本を通じて、目撃者がいなくなり、宇宙と一体化することで得られる安らぎや愛について学びました。ただし、その状態に執着することなく、一つでありつつも何物にもとらわれずに在ることが求められています。

最後に、この名著が絶版となってしまっているのが残念である一方で、天導さんの感想や考察を通じて、多くの方にとって有益な情報となれば幸いです。また次回の記事でお会いしましょう。

天道
天道

YouTubeでも詳しく解説していますので、

もしよければそちらもご視聴ください。

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