最近は、スピリチュアルな誤解のある発信があまりにも多い印象を覚えています。ですので今回は、スピリチュアルな視点で自分が楽しくあればよい。ワクワクすることを選べばよいというたぐいのスピリチュアルな発信について、みなさんが気をつけなければならないことを発信したいと思います。
■1つ目:自分が楽しいことをする、ワクワクする、心地よいことだけ選ぶことについて
スピリチュアルな実践を通じてよく耳にするのは、好きな事だけやればよい、楽しいことを選択する、ワクワクすることを選択するという発信ですね。これらの発信をしている方の多くが高額の費用を徴収するスピリチュアルな発信者ばかりです。この点についてスピリチュアルな視点から言及したいと思います。
最も大きな問題点は、現実逃避が生まれるという事です。現実を無視して好きな事、楽しいこと、ワクワクすることをし続けた時に、その人の人生がハチャメチャになっても誰も責任をとってくれませんよということです。この手の話をきいて、一番わかりやすい例で言うと仕事を辞めるという選択をした方ですね。仕事をやめるというのは、時にはありますが、もしその先に生活がままならなくなったり、自分の家族を苦しめるようなことがあったら、それは違いますよとはっきり言えます。またもう一つよくあるのが、お金が無くなってしまうということです。みなさん生活しているので、自分の収入に合わせて支出を調整していると思います。それが楽しいことをしよう、ワクワクすることをしようといって、借金してまで好きなことをやワクワクすることを、エンドレスにする方がいるようです。これも誤った発信を真に受けた被害者ですね。
そしてとどのつまり、こういった発信を安易にしている方が、高額のセミナーでお金をもうけているという実態です。ここが大きな問題ですね。そうやって、変に誤解を生むようなことをさせていき、結果的に人を破滅の身に追いやってしまっています。
大事なことは、しっかり地に足をつけて現実をみるということですね。
■2つ目:楽しいことの実践、ワクワクすることの実践のスピリチュアルな視点での矛盾点について
こちらについては、3つの点でそれぞれ上げていきたいと思います。
1つ目ですが、スピリチュアルでは調和をさせていくというのがありますね。自身も他者もみな同一の世界にいるのであれば、調和していく、大調和していく世界というのが理想郷なわけですね。もしそうなのであれば、自分だけが楽しく、ワクワクする事、心地よいことをして、他人に迷惑をかけるのはOKではありませんよね。これは調和の原則に反するわけです。人の迷惑を気にせず、好きなことをしている方っていっぱいいます。これは、スピリチュアルな方に限った話ではないですが、それで周りの気持ちを無視して、スピリチュアルでは自分軸だからといって、わがままし放題になってしまっていたら、本末転倒です。
2つ目は、自我との関係について、矛盾した発言になっています。自我やエゴの声に従ったわがままって、結局に一時的な快楽にはなりますが、苦しみを生みますよね。なぜかと言えば、ただのわがままだからです。ですから、最終的に自我を肥大させてしまい、スピリチャルな探求とは真逆な方向に行ってしまいます。ですから、安易に好きな事、ワクワクすることを選択すればよいといって、わがままを押し通そうとすると、それは結果的に自我を満足させてしまう事になります。この後もう少し詳しく話をしていきます。
3つ目が、スピリチュアルな実践とは、楽しいことをワクワクすることを選択し続けるという事ではないという事です。そして本当のスピリチュアルな実践というのは、楽しいことをするのではなく、どんなことでも楽しくあるという状態をつくっていくことからはじまります。ですから楽しいことと嫌なことに分かれている二極の状態を継続していることが、スピリチュアル実践の大きな矛盾をはらんでいるんです。スピリチュアルな実践をされるかたは素直な方が多いので、ふりまわされている方が多いですね。
4つ目は、ユーチューブでご覧下さい。
■さいごに
こちらは、ユーチューブでご覧ください。
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