みなさん、特定の神様、仏様、天使や龍、高次の存在をとても強力にサポートを求めていませんか。もしそうだとしたら、注意すべき点があります。
今回は、神様や仏様、高次の存在へのスピリチュアルな関わり方について、私なりに感じていることについてお話したいと思います。それでは早速始めていきます。
スピリチュアルな世界にいくと、どうしても神様、仏様、高次の存在に助けてくださいという形でサポートを求めていく方が多いですね。ということは、人生んで悩みや苦しみを抱いている方々なわけです。そして、このような状態の人たちに対して、スピリチュアルなビジネスをしている方々は、高次の存在とつながる方法や高次の存在との会話を皆さんにシェアしていることが多くあります。そして皆さんは、私もそうなりたい、竜神様や天使に助けてほしいと願い始めるわけです。そして、その方々に高次の存在とのつながりができるようにセミナーなどに参加して、教えてもらいに行きます。ですが、ほとんどの方は、同様の現象が起きないということは、現実なわけです。ここには別の理由があるのですが、それについては、別の動画で紹介していますので、ぜひそちらをご参照ください。
本題に戻ります。なぜみなさんは高次の存在とつながりたいのでしょうか。何か良いアドバイスがうけられる、そしてつながれば問題を解決してもらえると思っているのではありませんか。ここにすごい問題点があるわけです。なにかというと、皆さんはこの現実を今この瞬間に向き合っている存在です。その問題を解決するのは、あなた自身です。ですから、高次の存在につながろうとしたり、そういった情報を集めている間も、結局は問題を解決することに近づいていない状態です。
ではそういった存在に対しての向き合い方ってなんでしょうか。これは尊ぶこと、尊敬すること、敬うことです。それ以上でもそれ以下でもありません。すこし厳しいことをいうと、どんな人も同様にです。ですから、特別な存在として崇め奉るとか、そうゆうことではなく、そういったつながりへの感謝の心であるとか、尊ぶべき存在であるとしてかかわりを持っていくだけでよいのです。
それではなぜ私がそうゆうスタンスを推奨するかをお話します。
みなさんはおそらく高次の存在や神様、仏様とつながることを通じて、自身の問題を解決したいと思っていると思います。というのも、何の苦しみのない心軽やかな人は、別に高次の存在や神様、仏様とのかかわりについて、多くを求めることがないからですね。それで、苦しみや悩みを抱いている人は、少しメンタル的にもエネルギー的にも弱っている状況ではあります。ただ苦しみや悩みを解決していくのは自身なわけです。誰かに何かを頼むことで解決することはないんですね。逆に言うと宗教的な勧誘やスピリチュアルなビジネスは、こういった弱き人に向けての効果を発揮しています。そして、本物も偽物も混在しているのが精神世界の難しさなわけですので、逆に依存させてきてしまうような話にはのってしまうと、依存性の高い薬を飲んでいるかのように簡単に抜け出すことができなくなります。
何が言いたいのかといえば、皆さんは自分で対応していく必要があるわけです。ですから何かに依存して問題を解決しようとすると、問題が解決できないままになってしまいます。例えば仏陀というのは、さいごまで偶像崇拝のような形を否定しました。よりどころとするのは、自分とその真理(法)ですよと説いたんですね。人の苦しみを取り除きたくて、そういった世界を何とかしたいと王子であった身分を捨てて、真理を求めて悟りを開いた人が、自分とその真理だけが苦しみを取り除くということを見つけたわけですね。
ですから、皆さんは何かに依存してしまうと、途端に根本的な苦しみの消滅を体験する機会損失がずっと起きてしまうことになります。覚醒や統合の過程では、何かに依存することをすべて捨て去った先の世界をいっています。真理の世界を垣間見るためには、何かに依存してはならないです。自身のこの身で体感した世界により、真相を見つけることが必要です。
この内容を適切に表現した剣豪がいるんですね。それは宮本武蔵です。あの方の芸術や残っている文面を見ても、覚醒や統合をした人物といっても問題ないかと思っています。その剣豪が表現したのは「神仏を尊び、神仏に頼らず」です。私はスピリチュアルも少しラテラルな思考で考えてもよいと思っています。私自身も真相を知りたいと思いスピリチュアルだけではなく、こういった古武術の世界や東洋思想、哲学、心理学を幅広く学んできました。学びは尽きることがないですが、これも依存になってしまうので、ぜひ自身の体感を大切に日々をおすごしくださいね。
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