今回は、エックハルトトールの世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルな教えから、心の静寂に関する2つテーマについて、私なりの考察と感想を踏まえて、スピリチュアルでもっとも基盤になる重要なことを学んでいきたいと思います。
それでは始めていきます。
一つ目 静寂な心について
静寂な心こそが、あなたの本質です。では静寂な心とは、いったいなんなのでしょう。
それは、言葉を、意味のあるものに変換している内なる場所、あるいは、シンプルに「意識」と呼んでもいいでしょう。意識がなければ、物事を認識することができません。意識がなければ、物事を認識することができません。意識がなくては、思考も、世界も成立しえないのです。
あなたは、どんな世界に住んでいますか。もしあなたの世界が騒々しいなら、それは、あなたの心が騒々しいからです。もしあなたの世界にへいわがあるなら、それは、あなたの心に平和があるからです。世界の平和は、あなたの心の平和を投影したものです。
「こころの静寂を失うと、「本当の自分」とつながりを失ってしまいます。「本当の自分」とのつながりを失うと、この世界で「迷子」になってしまいます。」
「本当の自分」すべての人の深奥(しんおう)にあるこの感覚は、「静寂な心」と切り離すことができません。「本当の自分」こそが、名前や形を超えた、あなたの本質です。」
➡すべては心に基づいています。これは永遠の真理ですね。人間は、生まれてから何を課題にして生きているのかをまったくわからないまま、毎日を過ごしてきました。一つ私たちが取り組む重要なテーマは、心にあります。人生の残された課題は、全て心の反応が引き起こされます。逆に言うと、人生の課題がなければ心は反応しません。私たちは、心の状態に意識を置くことで、生まれてきた意味やスピリチュアルな課題を全て把握することができるようになってきます。そして人生の課題がなくなっていくと心は静寂になってきます。心が静寂になってくるというのは、平和になってくるということ、安心している状態になっていくこと、感謝で満たされていくことです。ここを把握する必要があるんですね。静寂な心の状態は、本当の自分とのつながりを感じますね。この感覚はとてもスピリチュアルな響きをもっています。ここに気づかないと、スピリチュアルな課題に向き合い、今生での生きている意味を感じながら生きることが難しくなってしまいますね。
エックハルトさんの言葉で締めくくります。
「あながは静寂があることに気づいています。
でも、決して静寂について考えているわけではありません。
いま、この瞬間をありのままに、100パーセント受け入れるときはいつでも、あなたは静止しています。あなたは平和の中にいるのです。」
2つ目 静寂に気づくようになる
世界の静寂を意識しているとき、思考活動が静止してることに気づくでしょう。あなたは静寂があることに気づいています。静寂に気づくようになると、それは、心が研ぎ澄まされた状態であることに気づくはずです。これは、いうなれば、「わたしが在る」状態です。あなたは、何千年ものあいだ人類を束縛してきた、集合意識という檻の外へと、ついに一歩足を踏み出したのです。
木々を、草花を見つめてごらんなさい。自然と心を一つにするのです。いかにそれがじっと静止してるか、いかにそれらが「大いなる存在」にしっかりと根をはっているのか。じっと静止する術を、自然から学ぶのです。植物を観察して、それが静止して感じることができるなら、あなた自身も自然に静止するようになります。あなたは、とても深いレベルで、植物と一つになったのです。
静止だけが、この世界で唯一、形のないものです。とはいうものの、制止は厳密にいうと「もの」ではありませんし、この世に属するものでもありません。
➡静寂があることに気づく意識というものがあります。この気づくという意識は、スピリチュアルな成長を遂げるために必要な能力です。気づきは静寂の度合いによって、より精度をましていきます。私たちは、静寂によって私が在るという意識になっていきます。これは、人類がつくりだしてきた概念の檻を打ち壊す力を持っています。そして、社会によって形成された集合意識からの離脱の機会を与えてくれますね。
また私たちは、鏡のように自身を対象としてみています。これは、ワンネスと関連があります。何がいいたいのかといえば、私たちは一つなる意識ですから、対象そのものもすべて本来は溶け込んで一つなるものです。ですから当然あいらしくいとおしく思えるものなんですね。その中でも自然は天地一体となっています。宇宙の法則に基づいて、存在している、人間の師匠みたいなものです。ですから自然と心を一つにすることで、私たちの深遠なスピリチュアルな世界を体感することができます。自然の中に身を置いてください。心を静かにして身を置いてください。じっと自然を愛らしく見つめてみてください。思考をまったく挟まず、その自然の醸し出しているエネルギーを感じて、一つになってみましょう。こうすると、私たちはそもそも分け隔てることのない意識であることにも気づくようになってきますね。
エックハルトさんの言葉でこのテーマを締めくくりましょう
「あなたは静寂がることに気づいています。でも決して静寂について関g萎えているわけではありません。」
「いま、この瞬間」をありのままに、100パーセントうけいれるときはいつでも、あなたは静止しています。あなたは平和の中にいるのです。
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